中曽根元首相の孫・中曽根康隆が衆院選に出馬へ!また世襲議員かの声多数
中曾根康弘元首相の孫である中曾根康隆が衆議院選挙に出馬することを表明した。中曾根康隆は元外務大臣の中曽根弘文の長男だ。これで「また世襲議員の誕生では」と世間では冷ややかな反応だ。政治不信は世襲議員の増加がもたらしている一面もあるのではないか。
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・中曾根康隆とは
中曾根康隆は1982年生まれの現在35歳だ。祖父に元首相の中曾根康弘、父に元外務大臣の中曽根弘文を持っている。慶応義塾大学法学部法律学科を卒業している。在学中がゴルフ部で副将を務めた。
2008年には米国コロンビア大学大学院にて国際関係学修士号を取得している。また、同年にはJPモルガン証券株式会社に入社している。
そして2013年になると参議院議員である父の中曽根弘文事務所に入所したのだ。政策作りのサポートや地元、関係省庁との折衝にあたっていたという。
・ブログで政治活動を宣言
中曾根康隆は9月18日付けのブログにて、中曽根弘文事務所を退職して政治活動に精進していくことを表明している。内容としては、秘書として群馬県内を廻ったことや、今後の群馬・日本への想いを語っている。
そして、9月21日に中曾根康隆は次期衆院選に群馬1区から出馬する意向を表明することがわかったのだ。しかし、群馬1区では自民党の候補者調整として尾身朝子を公認として推薦することが決まっている。
しかし、現職の佐田玄一郎もまた出馬意欲があると伝えられている。このことから、中曾根康隆と尾身朝子、佐田玄一郎の3者による保守の分裂となりそうだ。
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・中曾根康隆の好きな言葉
中曾根康隆のホームページによると好きな言葉が3つある。「三縁主義」「善を行うに勇なれ」「受けた恩は石に刻み、与えた情は水に流す」だ。
「三縁主義」とは中曽根家が大切にしていという。なかでも中曾根康弘の座右の銘とのことだ。「三縁主義」とは「結縁」「尊縁」「隨縁」とのことである。この3つの縁を大事にしているとのことだ。
「善を行うに勇なれ」は小泉信三の言葉だ。そして「受けた恩は石に刻み、与えた情は水に流す」も有名な格言である。
中曾根康隆には「受けた恩は石に刻み、与えた情は水に流す」をしっかりと実践してほしい。有権者から票を恩として、当選したときには有権者の気持ちに沿った行動をしてほしいものだ。
・中曾根康隆出馬の世間の反応
なかなか中曾根康隆の衆院選出馬に世間の反応は冷ややかだ。
「また世襲議員か」
「地盤はあるから余裕だろう」
「どうせ期待していない」
このように厳しい意見が多い。やはり世間からしたら世襲議員への反感が強い。中曾根康隆もそれは百も承知のはず。だから、出馬するからには世襲議員だけどしっかりとしている姿を見せるべきだろう。まずはどんな政策や国家観を持っているのか知りたいものだ。
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