「ゆうパック」値上げ2018年3月から 平均12%引き上げる
日本郵便は宅配便「ゆうパック」の基本料金を2018年3月1日から平均12%引き上げることを発表。「ゆうパック」の値上げは2015年8月依頼となっている。利用者から不満の声が挙がりそうだ。
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・2018年3月から「ゆうパック」値上げ
「ゆうパック」の値上げは2018年3月1日からである。日本郵便の横山邦男社長は値上げの理由を労働需給の逼迫などで人件費が増加するなか、サービスを長期安定的に提供するためと説明している。
日本郵便によると今回の値上げの対象になるのは「ゆうパック」のうち個人が利用するもので、全体の取り扱い個数の1割強となるとのことだ。
・「ゆうパック」の値上げ幅
気になる値上げ幅だが、発着地が沖縄を除く地域でサイズにより110円から230円になるとのことだ。また、この料金改定による日本郵便の増収効果は年間80億円程度と見込まれている。
国土交通省によると宅配便市場における「ゆうパック」のシェアはヤマト運輸46.9%、佐川急便30.6%に次いで3位の15.9%である。
ヤマト運輸や佐川急便が値上げを打ち出しており、日本郵便はその値上げに追随する形となっている。
・配送指定時間は拡充
その一方で、配送指定時間帯は拡充する動きがあるとのことだ。「午後7時~9時」を追加するとのことである。また、今後は不在時に受取人が指定した場所に配達するサービスを提供する考えとのことだ。
他にも「Web決済型ゆうパック」なども順次に導入する予定となっている。しかし、一般的な利用客としては料金が高くなるのを嫌うだろう。
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・日本郵便は失敗だらけ
日本郵便と言えば2015年に買収したオーストラリアの物流子会社・トール社を減損処理し、4,000億円もの特別損失を計上したのが記憶に新しい。そのため、民営化以降初めての赤字に転落した。
そんな日本郵便が値上げと聞くと「ふざけるな」と思う。値上げをするのなら、郵便を配達している現場の人間にしっかりとお金が回るようにしてほしいものだ。
・「ゆうパック」値上げの世間の反応
「ゆうパック」値上げに対して世間の反応は厳しいものだ。やはり、現場の配達員にしっかりとお金が回るのか心配の声が多い。
「配達している人の給料を上げるなら文句ない」
「ドライバーに還元されないと意味がない」
「便乗値上げするのはダメだろ」
「天下りの給与補填じゃないだろうな」
基本的に「ゆうパック」値上げについて厳しい意見が多い。というよりもドライバーに還元するならOKという人が多いようだ。また、「買収に失敗したツケを利用者に押し付けている」という意見もあった。とにかく、「ゆうパック」値上げが決まったのなら、その分苦労しているドライバー・配達員の給料に還元してもらいたい。
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