高須クリニック院長の高須克弥氏が、ニューヨークで競売に掛けられていた昭和天皇の回顧録である「昭和天皇独白録」を落札したことがわかった。
高須克弥氏の公式ブログでも落札のことが書かれており、皇室へお返しすることも示唆している。
・約3千万円で落札
ニューヨークで開催された競売に出品されていた「昭和天皇独白録」の原文。
競売運営側の査定によると10万~15万ドルで、日本円に換算すると約1100万円~1700万円とのことだった。
高須克弥氏は「昭和天皇独白録」が競売に掛けられると知ると、SNSで落札することを宣言していた。
そして、オークション会場には代理人送り、27万5千ドル(約3000まんえん)で落札したのである。
まさに有言実行の高須克弥氏だった。
・ブログで皇室へお返しを示唆
12月7日に高須克弥氏は公式ブログを更新。
「昭和天皇独白録」を落札したことを報告した。
また、「『昭和天皇独白録』は日本の未来に役立つ財産」「日本に取り戻すのは国民の使命だと思う」と綴っている。
そして最後には「『昭和天皇独白録』皇室にお返しするぜ。なう。」と締めている。
このことから、「昭和天皇独白録」は高須克弥氏のもとから皇室へお返しされることになりそうだ。
・「昭和天皇独白録」って何?
「昭和天皇独白録」とは、宮内省御用掛だった寺崎英成氏によって記録された昭和天皇の回想録のことだ。
太平洋戦争の開戦・敗戦の原因やポツダム宣言を受諾するに至った経緯などに言及していると言われている。
競売運営の会社によると、寺崎家で保管されていた全173頁の文書とのことだ。
日本にあるべきものであり、高須克弥氏が「日本に取り戻すのは国民の使命だと思う」というのが納得できる。
・高須克弥院長に称賛の声
高須克弥氏に対しては称賛の声が多い。
その理由は、「昭和天皇独白録」を皇室へお返しすることを示唆しているからだ。
自分の私利私欲のためでなく、あるべき場所にお返しするという姿勢に称賛の声がある。
その一方で「宣伝広告費みたいなものでは」との声もあるようだ。
しかし、そもそも高須クリニックの知名度は高く、わざわざ宣伝のために落札する必要はない。
純粋に日本に取り戻し、皇室へお返ししたいという気持ちは素晴らしく高須克弥氏の行動には感服だ。