民進党は不滅らしい…参院議員は再結集を画策中、前原代表は蚊帳の外

衆院選では民進党として出馬する人物はいない。

民進党のメンバーは希望の党や立憲民主党、無所属に分裂して出馬している。

そんな中で民進党の参議院議員は選挙後に再結集を画策しているとのことだ。

前原誠司代表を解任する案も出ており、民進党のゴタゴタはまだ継続されそうだ。

・民進党は不滅！？

民進党の参議院議員が再結集を画策している。

再結集を画策しているのは小川敏夫参院議員会長だ。

小川敏夫は10月12日に立憲民主党候補の応援演説に登場。

演説で「長嶋茂雄さんの言葉を借りれば、民進党は不滅です！」と宣言をしたのだ。

つまり、民進党は選挙後も存続させることを小川敏夫は宣言したのである。

そして、「今回やむを得ず希望の党から立候補している人もいるだろうし、無所属で信念を通している人もいる。選挙後は、これまで一緒にやってきた民進党を大きな軸として結集し、自民党の安倍晋三政権を打倒する」と訴えたのである。

・小川敏夫の主張

小川敏夫は民進党の参議院議員に聞き取り調査をしたとのことだ。

すると、過半数が希望の党への合流を望まなかったという。

そして小川敏夫としては、民進党を再結集させるべきと主張をしているのだ。

しかも、民進党内には前原誠司代表を解任させる動きまであるという。

このことから、前原誠司の求心力が全く無くなっていることがよくわかる。

・前原誠司は再結集反対

前原誠司は選挙後に民進党が再結集を画策していることに対して反対だ。

再結集について前原誠司は「これほど有権者を愚弄（ぐろう）した話はない。民進党再結集は絶対にやってはならない」とコメントしている。

前原誠司としては、民進党の参議院議員も希望の党へ合流させたい考えとのことだ。

・前原は正論も…

前原誠司の再結集は有権者を愚弄しているという主張は正論だ。

希望の党として立候補して当選した議員が、当選後は別の党員になるのはおかしい。

有権者をバカにしているとしか考えられない。

しかし、前原誠司もまた国民をバカにしているひとりではないだろうか。

民進党の代表となったにも関わらず、選挙前に希望の党と合流した。

これはどう考えても選挙で有利にするための合流だろう。

選挙第一で動いた前原誠司が国民を愚弄しているという批判はできないはずだ。

とにかく、選挙後は流動的な流れになるのではなく、しっかりと決めるべきだろう。

有権者のことを考えているなら、将来の党についても方向性を提示するべきだ。

その場その場で自分の保身のために動く政治家などいらないのだから。