小池百合子は衆院選出馬しかない!?すでに都政ではレームダック状態
しかし、状況から考えると小池百合子は衆院選出馬しか活路はないだろう。
都政については、すでにレームダック状態と言っていい。
・そもそもレームダックとは?
レームダックとは、任期中だが政治的な影響力の政治家のことを指している。
元々は「足の悪いアヒル」を意味していた言葉だ。
そこから転じて「役立たず」「死に体」の政治家を表現している。
それだけに、衆院選出馬しか活路がないと言えるだろう。
・なぜレームダックになった?
小池百合子がレームダック状態になった原因は希望の党の代表に就任したことだ。
これは完全に国政に目を向けていることを意味している。
しかし、小池百合子は都議会公明党と密約があったとされている。
その内容が、都政に集中して国政に進出しないことだった。
都議会公明党としては、本家に楯突いて小池百合子と連携したのだ。
それだけに、小池百合子が密約を破り国政進出をするのに怒り心頭だろう。
その結果、都民ファーストの会と都議会公明党の連立に暗雲が立ち込めている。
・都民ファーストの会の離反
さらに、都民ファーストの会自体がぐらついている。
小池百合子は都民ファーストの会の代表を辞任しているとは言え、実権は握っているだろう。
そんな都民ファーストの会が機能していないのだ。
しかも、離党した2人の都議によって内情を暴露されてしまった。
その結果、あまりにも都民ファーストの会がブラックだったことがわかったのだ。
そんな党に嫌気が差して、離党した2人に追随する都議が現われてもおかしくない。
・都議会の勢力が変化
小池百合子は都民ファーストの会が与党となっていることで都政を思い通りに行っていた。
しかし、与党でいられなくなる可能性が高くなってきているのだ。
都議会議員の定数は127人となっている。
今まで連立していた都議会公明党の23人との関係が解消となると過半数ではなくなる。
しかも、自民党と公明党が再び連立すると都議会公明党23人+東京都議会自由民主党22人で45人となるのだ。
さらに、希望の党の立ち位置は極右であり、共産党とはそりが合わない。
その結果、日本共産党東京都議会議員団の19人が敵になることも考えられる。
これらの敵対勢力の数を考えると小池百合子はレームダック状態となったのだ。
しかも、今後都民ファーストの会から離党者が続出する恐れすらある。
もしかしたら、近い将来小池百合子に対し不信任決議が行われる可能性すらある。
まさに都政を思い通りに動かせる立場ではなくなったのだ。
そんな状況だからこそ、小池百合子にとっては衆院選出馬しか活路がないだろう。
しかし、衆院選出馬すれば都政を無責任に投げ出したことになる。
どちらにしても、小池百合子にとっては厳しい状況だ。