仙台市太白区の幼保連携型認定こども園において、登園・帰園を記録するタブレット端末に入力をし忘れた保護者に対して、園側が罰金を科していたことがわかった。仙台市は保護者から相談を受けて円に徴収金を返還するように指導した。
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・保護者に罰金
仙台市太白区の幼保連携型認定こども園では園児の安全管理のために、送迎時に保育者がタブレット端末に専用のICカードをタッチするか、手動入力で登園・帰園時刻を記録していた。
そして、こども園は8月末から9月初旬に保護者に対して、7月分のペナルティーから罰金を徴収することを通知していた。罰金は入力を忘れた1回につき200円。2回目以降からは保護者に請求していたという。
・こども園の主張
罰金を取っていたこども園にも主張がある。こども園によると延長保育料を免れようと故意に記録しない保護者がいたという。そのため、登園・帰園の記録を正確にしてもらうために罰金を科していたと主張している。
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・市側の主張
だが、仙台市側は保護者から罰金を科すことは許されないとして、すでに支払われた罰金についても返還するようにこども園には指導している。市としては罰金のような形での徴収は不適切との考えである。
さらに、市側はペナルティーが延長保育料と確認できなかったとのことだ。このことから、こども園の主張とはずれが生じることになる。とにかく、罰金は不適切であると市側は考えているのだ。
・こども園の体質が悪い!?
実はこのこども園を巡っては他の問題もあるとのことだ。このこども園では残業代未払いなどがあるとして、保育士が市に改善指導を申し入れているのだ。つまり、こども園の体質にも問題があるのかもしれない。
・認定こども園とは?
認定こども園とは幼稚園・保育所などにおける小学校就学前の子供に対する保育・教育並びに保護者に対する子育て支援を総合的に行う施設のことです。その中でも幼保連携型認定こども園とは、幼稚園的機能と保育所的機能の両方を併せ持っている施設になります。認定こども園は都道府県知事が条例に基づいて認定することになっている。今回問題になっているこども園も認定されているのだから、認定されている自覚を持って保育をするべきではないだろうか。
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