京都府宇治市の大久保駐屯地に所属する陸士長・山本真義容疑者が詐欺の疑いで逮捕された。山本容疑者は他人に譲渡する目的を隠して銀行口座を開設していた。山本容疑者は10以上の口座を作っていたとみられている。
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・自衛官の陸士長が逮捕
2017年9月5日、宇治市の大久保駐屯地に所属する陸士長・山本真義容疑者が詐欺の疑いで逮捕された。山本容疑者は去年の10月に静岡県内にある金融機関のインターネット支店で他人に譲渡する目的を隠して預金口座を開設した疑いがもたれている。
山本容疑者名義の口座が去年12月の振り込め詐欺事件の口座に使われていたのである。山本容疑者は調べに対して「金がほしかった」間違いありません」と容疑を認めている。
・譲渡するのは犯罪
「犯罪による収益の移転防止に関する法律」によって口座(通帳・キャッシュカードなど)の譲渡・売買などは禁止されている。これは、振り込め詐欺や暴力団関係、闇金融などに利用されて事件につながるのを防ぐためである。
刑罰の対象になるのは「他人になりすまして預金口座を開設した者」「預金口座を譲り渡し、または交付した者」「預金口座を売買した者」「預金口座売買等を勧誘、または広告等を行った者」である。
そのため、口座を譲渡・売買するのは犯罪になるので辞めてください。安易に譲渡・売買することで、さらに犯罪につながっていくのです。
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・陸士長逮捕の反応
自衛官の陸士長だった山本容疑者。自衛官の陸士長ということもあり、世間の反応は厳しいものである。山本容疑者への反応を一部紹介していきたい。
「情けない、浅はかすぎる」
「せっかく自衛官になったのにもったいない」
「国民を守る自衛官が国民を騙すとは…」
厳しい反応になるのは致し方ないだろう。せっかく自衛官になったのにもったいない。しかし、山本容疑者はまだ22歳とのことなのでしっかりと更生してほしいものだ。
・自衛隊の陸士長って
陸士長とは陸上自衛隊の階級である。自衛隊入隊時は自衛官候補生またが二等陸士、陸曹長からスタートすることになる。ちなみに、陸曹長は幹部候補生だ。
そして、自衛官候補生→二等陸士→一等陸士→陸士長と階級は上がっていくのだ。陸士長までは昇進試験などないとのことである。
陸士長の仕事は作業捕手や雑用だ。まだまだ自衛官としては低い階級だが、ここから出世する可能性は十分にあるのである。山本容疑者もせっかく陸士長になったのだから、もっと努力してほしかった。
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