2017年9月4日、千葉県船橋市で職員の不適切な事務処理によって東日本大震災で住宅被害を受けた被災者への生活支援金1575万円が支払われていなかったことが発表された。地域福祉課の30代男性職員(主事)が不適切な事務処理を行っていたという。
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・不適切な事務処理
不適切な事務処理を行った男性職員は昨年12月1日から今年3月16日にかけて被災者から7件の支援金申請を受け付けていた。しかし、県への手続きを怠っていたとのことだ。
この不適切な事務処理が発覚したのは、申請者から「まだ支援金が入っていない」との問い合わせがあったからである。問い合わせに対し、男性職員の事務処理を再確認すると申請を怠っていたことがわかったのだ。
・他にも不適切な事務処理
この男性職員は他にも民生委員手帳代の未払いなど9件もの不適切な事務処理が判明している。男性職員は「事務処理をしたものだと、思い込んでしまった」と話しているとのことだ。
船橋市は不適切な事務処理をした男性職員に対して処分を検討しているとのことである。また、船橋市の市長は「市職員がこのような事態を引き起こしたことを深くおわび申し上げる。事実の詳細を精査し、厳正に対処する」とコメントを出している。
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・支援金申請はどうなる
船橋市によると、支援金申請をした7世帯を訪れて謝罪するという。そして、支援金を支払われるように迅速に手続きをすると説明している。人間の処理である以上、ミスは致し方ない。しかし、市職員は税金から給料が出ており責任を持った仕事をしてもらいたいものだ。
・このニュースへの反応
このニュースに対して世間の反応はさまざまである。男性職員を擁護する意見から、船橋市の体制に問題があったのではとの声もある。そこで、このニュースに対する反応を一部紹介していきたい。
「人間だから忘れたり、ミスはある」
「チェック機能が果たしていないのでは?」
「着服ではなくてよかった」
「今後しっかりとチェックしてほしい」
このように、このニュースに対する反応はさまざまだ。一番多い声が「チェックするべき」であった。やはり、二重チェックするなどチェック機能が機能していないことを問題にしている人が多い。船橋市の今後の体制にも影響を与えそうだ。
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