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静岡県製茶条例はどうなる?パブリックコメントでは条例撤廃に反対!

静岡県と言えば最大のお茶の産地です。静岡茶は全国で楽しまれているお茶であり、多くの茶業界や茶産地が静岡県内にあります。静岡県には静岡県製茶指導取締条例があります。この静岡県製茶指導取締条例が廃止するのかどうかが話題になっているのです。今後、静岡茶がどうなっていくのかは、静岡県製茶指導取締条例がどうなるのかが大きなポイントになってきそうだ。

 

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静岡県製茶指導取締条例とは?

静岡県製茶指導取締条例は昭和313月に制定されました。この条例により、調味料を使ってうま味を強調したり、発色剤を使用したりして着味・着色することを排除してきました。これにより、静岡茶は高い品質を維持し続けていたのです。この条例は厳しいもので、違反者には1年以下の懲役または30万円以下の罰金を規定しています。

 

静岡県製茶指導取締条例撤廃の動き

静岡茶の高い品質を維持するために制定された静岡県製茶指導取締条例ですが、静岡県は廃止する方針を示しました。条例廃止の動きは、乾燥した花や果実を加えて色・香りを楽しむフレーバー茶など多彩な新商品の開発の妨げになるとの考え方からです。

 

現状では静岡県でフレーバー茶などを製造する場合には知事に届け出が必要になっています。しかし、それでは手続きが負担になるとの声が多く寄せられていた。そして、川勝平太知事も「条例は時代にそぐわない」と述べ条例の廃止の方向となっていたのです。

 

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パブリックコメントでは条例廃止に反対

静岡県製茶指導取締条例廃止の動きは静岡県内の茶業者などに大きな動揺をもたらしました。そして、静岡県710日~28日にかけてパブリックコメント(県民意見公募)を募集。この結果、167件が寄せられたのです。

 

パブリックコメントでは条例廃止に反対して、条例を存続または改正を求める声が約8割も占めたのです。一定数は条例廃止に賛成しているものの、条例廃止に反対する意見の方が圧倒的に多いのが現状なのです。

 

・条例廃止に反対の理由

条例廃止の理由は静岡茶の品質が落ちる恐れがあることが挙げられます。今まで築き上げてきた静岡茶の品質や信頼が条例廃止となり、着色・着味を認めることで崩れる可能性があるのです。

 

また、茶農家にとって一番茶は大きな収入源です。しかし、着色・着味ができることになると一番茶の価格が下落する恐れがあります。そのため静岡県製茶指導取締条例の廃止に反対なのです。今後の動きに注目です。

 

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