大阪市がユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に貸している市有地約20万平方メートルの賃料の値上げを求めている訴訟が和解される見通しになっている。USJが大阪市に約11億円の支払いをすることで和解の方針なのだ。しかし、これで2018年も値上げになるのではとの声が挙がっている。
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・USJの敷地について
USJには約54万平方メートルの敷地がある。その敷地の中で約20平方メートルを大坂市有地から借りているのである。賃料は平成19年から1平方メートル当たり月388円で3年ごとに見直す条件であった。
大阪市は平成23年に値上げを求めて提訴していたのである。そして、地裁では平成27年に388円から442円に値上げを認める判決が出ていたのだ。
・大阪地裁は和解を勧告
2回目となる今回の訴訟では今年7月に大阪地裁が和解を勧告した。市によると25~27年度の賃料は480円、28年度は495円として、賃料との差額と利息、解決金を合わせて約11億円をUSJ側が支払う内容であるとのことだ。
大阪市側・USJ側のどちらも和解勧告を受け入れる方向で調整に入っている。大阪市は関連議案を13日開会の定例議会に提出する予定になっている。
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・今後について
もし、定例議会に提出する関連議案が通り和解が成立すれば、平成28~30年度の賃料は495円で確定となる。そして、平成31年4月には次の改定を迎えることになっている。和解勧告では改定は景気動向や地価の上下など経済指標に連動して算出する新たなルールを提案している、
・USJの値上げが不安
USJは大阪市と和解するために約11億円も支払うことになる。もちろん、USJの収益を考えれば払えない金額ではない。しかし、気になるのはUSJの値上げについてだ。
USJは2017年2月8日から入場券を値上げした。これで8年連続の値上げになったのだ。そう考えると2018年にも値上げになる可能性があるだろう。今後もUSJについて情報収集をするべきでしょう。
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