日本相撲協会の隠蔽体質について話題になった。
しかし、それ以上にヤバい事案が日本レスリング協会にはあったようだ。
実は今年9月にあった男子レスリングの強化合宿で若手注目選手が重大事故に見舞われていたというのだ。
まだ詳細はわかっていないが、現在判明している情報を紹介していきたい。
・重大事故にあったのは谷口慧志
重大事故にあったのは拓殖大学3年の谷口慧志選手だ。
谷口選手は東京オリンピックでの活躍が期待されている選手である。
2017年全日本選抜選手権(男子グレコローマン)85㎏級で5位。
同年全日本学戦選手権は85㎏級で1位と好成績を収めていた。
まさに、今後注目のレスリング選手なのである。
・重大事故の状況
重大事故があったのは2017年9月の男子レスリング強化合宿のことだ。
谷口慧志選手は世界選手権に出場した選手とスパークリングをしたという。
このときに、相手選手は谷口選手の脇下をくぐり腕をロックしたとのことだ。
そして、そのまま身体を反らして谷口選手を後方に投げたのである。
ここで谷口選手は受け身が取れずに頭から落ちてしまったとのことだ。
谷口選手はこの重大事故で入院を余儀なくされている。
しかも、頚椎損傷の重傷とのことで、首から下が自分で動かせない状態というのだ。
・隠蔽が疑われるレスリング協会
これだけに重大事故にも関わらず、報道されたのが遅すぎる。
しかも、この事故を報じたのは週刊文春だ。
つまり、レスリング協会などから公表していないのである。
これはまさにレスリング協会の隠蔽と言っていいのではないだろうか。
ちなみに、レスリング協会は取材に対し「JOCを通じスポーツ庁に報告しており、隠蔽の事実はありません。また事故の対応は西口茂樹強化副本部長に一任しています」と答えたとのことだ。
・栄和人強化本部長にも責任が問われる!?
そんな栄和人さんが「面倒なことになったから強化本部長を辞めたい」と漏らしているとのことだ。
栄和人さんにもこの重大事故での責任があるのではないだろうか。
角界は隠蔽体質だと話題になっているが、隠蔽体質は角界だけではなかった。
やはり大きな組織になればなるほど隠蔽体質はあるのだろうか。